2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[2M13-17] 核燃料サイクル・放射性毒性低減

2017年9月14日(木) 15:35 〜 16:55 M会場 (N棟 N304講義室)

座長:相澤 直人 (東北大)

16:35 〜 16:50

[2M17] 環境負荷低減軽水炉を用いた核燃料サイクル概念構築

(3)毒物(中性子吸収材)の添加による有害度低減(その1)

*北田 孝典1、竹田 敏1、平岩 宏司2、千葉 敏3 (1. 大阪大学、2. (株)東芝、3. 東京工業大学)

キーワード:毒性、毒物、断面積、共鳴

高次核種の生成を抑制するための毒物(中性子吸収材)の添加を検討しており、本報告ではこれまでに調査した結果について報告する。評価済み核データライブラリや燃焼チェーン等を確認し、核種が持つ共鳴や断面積の大きさの観点から、有害度低減に効果がある可能性のある核種を選定した。有害度の高い核種であるPu238及びPu241の生成抑制を目的としてNp237、U238、Pu239の捕獲断面積を対象に選定し、毒物として添加することにより当該核種・反応の抑制に効果が期待できるランタノイドなどの核種を明らかにした。