16:55 〜 17:10
[2N19] 核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化(加速器技術)
(2)大強度ビーム用真空窓と標的の開発の現状
キーワード:核変換、標的、真空窓
LLFPの核変換には、大強度ビームを標的に照射するシステムが必要である。このシステムには、大強度ビームからの熱負荷に耐えうる標的はもちろんのこと、加速器内のビームが通るビーム真空と標的内の真空領域を仕切るための窓が必要であり、大強度ビームを用いた核変換システムにおいては、問題となる部分である。我々は、固体の窓を使用せずアークプラズマでこの真空窓を形成するプラズマウィンドウを大口径化する試みを行い、2cmもの大口径プラズマウィンドウの点火に成功した。実験データとともに性能評価を行う。標的については、ERITの様に内部標的として使用する場合を想定して、液体リチウム膜を裏板無しで生成させ、この厚みの不安定性を調べそれを抑制させる方法を開発している。この開発状況についても報告する。
本研究は、総合科学技術・イノベーション会議が主導する 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の一環として実施したものです。
本研究は、総合科学技術・イノベーション会議が主導する 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の一環として実施したものです。