10:45 AM - 11:00 AM
[3A06] Realization Development of the Flexible Waste Management System for MA P&T Technology
(3)Micro-size Composition in the Simulated HLW Calcine
Keywords:Flexible Waste Management, Environmental Burden Reduction, HLW Granular form, Micro-size Composition, Calcined Nitrate
ロータリーキルンによって作成される顆粒体は酸化物と硝酸塩の混合体であるが、発熱密度分布による局所溶融を避けるために一様性が必要とされる。顆粒体のミクロ組成を検討するため、模擬HLWをるつぼ内で仮焼させた模擬仮焼体について、その相分離状態及びミクロ組織の化学形態の詳細検討を行った。仮焼温度は、アクチノイドの脱硝、顆粒体の再溶解性、貯蔵時のNOx発生防止などの観点から、300-900℃とした。その結果、仮焼体の元素分布は、主にNa, Ce, Mo, Sr, Pdに代表される5つの領域の脱硝に伴う化学反応や熱拡散によって理解することができ、仮焼温度の高温化に伴って、領域の重なりや結晶成長が見られた。高温では100μmを超えるような結晶成長も見られ、顆粒体の一様性確保の基礎となる相分離及び結晶成長についてまとめた。