2017年秋の大会

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[3A_PL] 新たな局面を迎えている福島の復興

2017年9月15日(金) 13:00 〜 14:30 A会場 (B1棟 B11講義室)

座長:井上 正 (電中所)

[3A_PL02] 地元と寄り添う福島特別プロジェクトの活動

*布目 礼子1 (1. NUMO)

福島特別プロジェクトでは、福島の復興、環境回復に向け、地元に寄り添った活動を行ってきた。これまでの主な活動は、除染に関する取り組みとして、除染技術や仮置場に関する情報提供、水田における修復技術実証のための現地試験、環境省と福島県の共同運営による「除染情報プラザ」への協力などを実施してきた。また、放射線影響に関する取り組みとして、福島県主催のファーラム等への参画、協力を行うとともに、専門家としての情報発信を実施してきた。さらに、コミュニケーション活動として、福島県内において地域対話ファーラムやシンポジウムを開催し、住民の方々の関心の高いテーマについて情報提供や意見交換の場を設けてきた。
震災後6年が経過し、帰還困難区域以外の避難指示が解除され、住民の帰還も始まっている中で、まだ放射線に対する懸念や今後の除染、汚染物質の貯蔵など課題も残されている。本セッションでは、帰還困難区域を除いて避難が解除された福島県の現状や福島特別プロジェクトのこれまでの取り組みを紹介し、現状における課題、地元の住民の方々とのコミュニケーションのあり方や今後の活動について、広く会員とを意見交換を行いたいと考えている。