2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-3 原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船

[3B10-17] 地震時評価技術

2017年9月15日(金) 14:45 〜 16:55 B会場 (B1棟 B12講義室)

座長:三木 将裕 (日立)

15:00 〜 15:15

[3B11] 使用済燃料プールの地震時溢水量評価に用いる解析コードの検証

*藤田 駿1、牛尾 裕一2、鬼塚 翔平1、飯島 唯司1、藤本 峻3、大西 陽一4、高原 弘樹5 (1. 日立GE、2. 日立、3. プロメテック・ソフトウェア、4. アドバンスソフト、5. 東工大)

キーワード:溢水量、スロッシング、検証、数値流体力学

原子力発電所の使用済燃料プールでは地震時の溢水量評価を行なっており、本研究では、地震時の溢水量評価に用いるCFD解析コードの検証を行なった。具体的には、既往の加振試験のシミュレーション解析を行い、得られた解析結果と試験結果を比較した。この加振試験では、単純な矩形容器を用いて、容器中流体の1次固有振動数にて正弦波加振を行い、容器からの溢水量が計測されており、また、容器内流体の時刻歴波高を変位計で計測し、その振動挙動が画像計測されている。加振試験のシミュレーション解析においても同様に上記を評価し、得られた時刻歴波高及び溢水量を試験結果と比較した。解析結果と試験結果は一致する傾向にあり、地震時の溢水量評価に用いるCFD解析コードの適用性を確認した。