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[3D09] 水中不分離性コンクリート充填によるS/C内止水技術の開発
(12)実規模試験に関する強め輪を乗り越えた水中不分離性コンクリートによる損傷孔止水の影響
キーワード:福島第一原子力発電所事故、燃料デブリ、実規模S/C模型水槽、止水、強め輪、損傷孔、粘性
円形断面を有するS/C内には、接続部の補強を目的としたTフランジ型の強め輪が設置されている.強め輪はS/Cの接続部にあり、16箇所存在する。ドーナツ状のS/Cに等間隔で設置され、打込み箇所が8箇所の場合には必ず強め輪を乗り越えて流動し、充填されることとなる。強め輪の高さは約60cmであり,流水も想定される水中を落下するため水中不分離性コンクリートの品質が低下する可能性がある。本予稿では,強め輪を乗り越えた水中不分離性コンクリートの品質および損傷孔の止水性への影響を調査したものである.