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[3F09] 原子炉内溶融物移行挙動数値解析手法の開発
(11)コリウム広がりに対するJUPITERの妥当性検証
キーワード:数値流体力学、コード検証、コリウム広がり挙動
燃料デブリの位置、量及び成分の分布状況は、福島第一原子力発電所の廃止措置におけるデブリの取出しに必要な情報である。しかしながら、現在の格納容器内のデブリ分布は明らかになっておらず、実際に確認することは極めて難しい現状にある。そこで原子力機構では、現在のデブリ分布を明らかとすることを目的として、事故時の炉心溶融から燃料デブリの広がり・蓄積挙動までを詳細に予測できる数値解析手法(JUPITER)を開発している。本報では、炉心溶融物のペデスタル底部での広がり挙動解析の妥当性検証のため、VULCANO試験を対象とした解析を行い試験結果との比較を行った。また、広がり挙動解析に対する空間解像度の影響について検討した結果も併せて報告する。