2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3G14-17] 未臨界実験・評価2

2017年9月15日(金) 15:50 〜 16:55 G会場 (C棟 C213講義室)

座長:佐藤 駿介 (電中研)

16:20 〜 16:35

[3G16] 原子力発電所等における停止時未臨界監視手法の開発

(6)複数信号による未臨界度評価結果集約方法の検討

*田代 祥一1,2、東條 匡志1、島津 洋一郎2,3 (1. GNF-J、2. 福井大学、3. Khalifa Univ.)

キーワード:未臨界監視、SRNM、BWR炉心シミュレータ、反応度計

未臨界状態の原子炉は、中性子束が小さいため核的な結合が弱く、局所的な反応度変化の影響が炉心の全体的な特性に与える影響は極めて小さいといえる。すなわち、炉心内に複数存在する中性子検出器の信号から、反応度計モデルにより検出器ごとに停止中原子炉の未臨界度を評価した場合、それぞれ異なる未臨界度が評価されることがあり、運転員による炉心状態の把握に支障をきたす可能性がある。
そこで、炉心シミュレータAETNAを用いて停止中原子炉に局所的な反応度を投入した時の検出器信号の挙動を模擬し、異なる未臨界度評価結果の集約方法について検討を行った。