2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[3K03-08] 核種分析1

2017年9月15日(金) 10:20 〜 12:00 K会場 (N棟 N301講義室)

座長:野上 雅伸 (近大)

11:35 〜 11:50

[3K08] 繊維表層部に吸着させた90Srの直接β線測定

放射線グラフト重合技術により18-crown-6-ether誘導体を担持したSr吸着繊維の作製

*堀田 拓摩1、浅井 志保1、今田 未来1、半澤 有希子1、斎藤 恭一2、藤原 邦夫3、北辻 章浩1 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 千葉大学、3. 環境浄化研究所)

キーワード:Strontium-90、β-ray、Crown ether

本研究では90Srのβ線測定に不可欠な前処理分離操作の効率化を目的として,Srを選択捕集する18-crown-6 誘導体を基材表層部に担持したSr吸着繊維を作製した。樹脂内部にも吸着相を持つSr Resin® (市販材料) に比べ,Sr吸着繊維は単位表面積あたり1000倍高い密度でSrを吸着でき,選択的に分離できた。