2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1H13-15] 性能評価

2017年3月27日(月) 17:10 〜 18:00 H会場 (16号館 16-303教室)

座長:千田 太詩 (東北大)

17:10 〜 17:25

[1H13] NUMOセーフティケースにおけるFEPの整備

*浜本 貴史1、黒澤 進1、石田 圭輔1、藤崎 淳1、石黒 勝彦1、塚本 政樹1、梅木 博之1 (1. NUMO)

キーワード:地層処分、セーフティケース、FEP

NUMOが開発を進めているセーフティケースにおいて,地層処分場閉鎖後長期の安全評価では,トップダウンアプローチとボトムアップアプローチを統合したシナリオ開発手法を採用しており,ボトムアップアプローチとして地層処分シナリオに関連する特性(Feature),事象(Event)およびプロセス(Process)(FEP)を網羅的に整備する。これに関し,過去の報告では主に方法論に関する検討結果を示してきた。本報告では,国際的に取りまとめられているFEPリストを参考に,日本の気候・地質環境や地層処分システムに対応したFEPリストを整備し,トップダウンアプローチにおいて抽出した安全機能との関連性を分析することで,安全評価のシナリオ上考慮すべきFEPを抽出した。抽出したFEPについて,安全機能との関連性や現象の類似性に基づき,シナリオ構築に用いるFEPを統合し,網羅性を保ちつつ関連する情報を一元的に記述できるように整備した。