2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1K01-04] プールスクラビング

2017年3月27日(月) 10:50 〜 12:00 K会場 (16号館 16-306教室)

座長:内田 俊介 (エネ総研)

11:35 〜 11:50

[1K04] 単一気泡中のエアロゾル挙動に関する研究

*藤原 広太1、山本 和輝1、齋藤 慎平1、湯浅 朋久1、堀口 直樹1、金子 暁子1、阿部 豊1 (1. 筑波大学)

キーワード:スクラビング、除染係数、エアロゾル、可視化計測

原子力発電所の過酷事故において圧力容器内で生じた核分裂生成物質(FP)が水中を通り大気中に移行する現象はプールスクラビングと呼ばれ、この挙動を調べることは事故進展解析コード中で使用される物理モデルの妥当性を確保する上で重要とされている.しかしながら、既存研究では気泡内で実際に行われている現象の可視化に着目したものは少ない.本研究の目的は圧力容器内で発生したFPの混じったエアや蒸気を模擬した条件下で、単一気泡内のエアロゾル挙動を解明することである.本報では気泡やこれを模擬した油滴に対して可視化計測を行い、挙動に関して従来モデルと比較する.また、気泡内にある粒子の動きを従来モデルから予測し、解析結果を考察する.