2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[1L01-06] 高レベル廃液処理技術

2017年3月27日(月) 14:45 〜 16:20 L会場 (16号館 16-503教室)

座長:秋山 大輔 (東北大)

15:15 〜 15:30

[1L03] イオン交換を用いた高レベル放射性廃棄物からのSe, Zr, Pd, Csの分離回収

*鈴木 達也1、池津 聡子1、立花 優1、野上 雅伸2 (1. 長岡技術科学大学、2. 近畿大学)

キーワード:高レベル放射性廃棄物、イオン交換、核種分離

ImPACT「核変換による高放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」では高レベル放射性廃液からSe, Zr, Pd, Csを分離し、核変換することにより、環境負荷低減を図ると共に資源化を目指している。我々は、Se, Zr, Pd, Csの4元素を分離する方法として、イオン交換法を用いた手法を提案している。本法は、陽イオン交換で大まかに、これら元素を分離すると共に溶液を調製し、その後、ピリジン型陰イオン交換樹脂や大環状ポリエーテル樹脂を用いて精製するものである。今回の発表では分離の基本的な概念を説明すると共に、4元素系および模擬廃液を用いた今までの結果を報告する。