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[2D03] コンクリート内部を可視化する後方散乱X線イメージング装置の開発
(2)検出器開発
キーワード:後方散乱X線、社会インフラ
橋梁や道路床版などのコンクリート構造物内部の劣化・損傷を迅速に非破壊検査する新たな計測装置として、高エネルギーX線ファンビームと一次元マルチスリットX線検出器を用いた後方散乱X線イメージング装置の開発を行っている。本発表では装置の中でも特にX線検出器の開発状況について報告する。本装置中の一次元マルチスリット検出器は複数のSUSプレートとシンチレータスティックを1枚ずつ交互に並べた構造をしている。100本並列に並んだシンチレータに1本ずつ光ファイバーを取り付け、束ねたファイバーから100本分の光信号をまとめて読み出す方法を取ることで光信号読み出しの効率化を図った。発表では主としてファイバー読み出し採用前後の違いとそのパフォーマンスの確認実験に関し報告する。