2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[2H04-08] 地質環境

2017年3月28日(火) 10:35 〜 12:00 H会場 (16号館 16-303教室)

座長:月村 勝宏 (産総研)

10:35 〜 10:50

[2H04] NUMOセーフティケースにおける隆起・侵食の影響評価

*太田 久仁雄1、石田 圭輔1、藤﨑 淳1、山田 彩織1 (1. 原子力発電環境整備機構)

キーワード:地層処分、セーフティケース、安全評価、隆起・侵食

NUMOは,わが国における地層処分の技術的な実現性および長期的な安全性を示すために構築したセーフティケースにおいて,自然現象が長期的な安全性に及ぼす影響について,最新の科学的知見に基づき,その発生可能性を考慮したうえで安全評価を行った。とくに将来における隆起・侵食の影響については,現在の隆起傾向が将来100万年間維持されることを基本として,現在の隆起速度に加え,侵食速度および海水準変動を考慮したモデルを用いて評価した。その結果,わが国に広く分布し地層処分の観点からの適性を有すると考えられる地域において,安全評価で対象とする期間における隆起速度の不確実性を考慮しても処分施設は地表に露出しない見通しを得た。