2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2L21-24] 各種廃棄物処理技術

2017年3月28日(火) 17:25 〜 18:30 L会場 (16号館 16-503教室)

座長:鷹尾 康一朗 (東工大)

17:55 〜 18:10

[2L23] 難燃性廃棄物焼却設備の実証試験(7)

塩素成分を含んだTRU廃棄物焼却設備の缶体材料の選定に関する検討

*横須賀 一裕1、牧 翔太1、福井 雅裕1、大澤 隆康1、家村 圭輔1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:難燃性廃棄物、焼却炉、プルトニウム

当機構では、難燃性廃棄物焼却設備においてプルトニウム燃料施設から発生する塩化ビニルやハイパロン製グローブ等の塩素成分を含有する放射性の難燃性廃棄物を焼却処理により減容・安定化するため、水冷ジャケット式の焼却設備を導入し、実証試験を実施してきた。試験に伴い、耐食材料(ハステロイC-22)を使用した本設備が継続的に使用可能な状態にあることを確認できた。一方ハステロイC-22はステンレス鋼と比較すると高価であり、経済性の高い設備を構築するためには、安価な材料の使用の可否を見極める必要がある。そのため、本設備における実証試験を通じて他金属材料(ステンレス鋼)の腐食試験を実施し、今後の設備更新、及び後継設備へ反映するための材料の選定に関する検討を行った。