2017年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[3B11-15] トリチウム工学(生産,回収)

2017年3月29日(水) 14:45 〜 16:10 B会場 (16号館 16-102教室)

座長:原 正憲 (富山大)

14:45 〜 15:00

[3B11] 昇温に伴うLi2TiO3ペブルからのCO2放出とLi質量移行

*片山 一成1、山本 遼太郎1、星野 毅2、坂川 悠明1、深田 智1 (1. 九大、2. 量研機構)

キーワード:トリチウム増殖材料、リチウム、二酸化炭素

本研究では、QSTで開発中のLi添加型Li2TiO3ペブルを含む、製造元の異なる数種類のLi2TiO3ペブルをそれぞれ真空加熱し、放出されるCO2量を定量した。ペブルによってCO2放出量は大きく異なり、製造方法の違いや保管状況に依存するものと考えられる。CO2放出はおよそ700℃付近から開始されることから、Li2CO3の分解によると示唆される。本実験結果とこれまでの結果とを総合的に考察し、Li質量移行機構について議論する。