2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[3J05-09] 圧力容器材料

2017年3月29日(水) 10:35 〜 12:00 J会場 (16号館 16-305教室)

座長:坂本 寛 (NFD)

11:05 〜 11:20

[3J07] 炭素鋼の低温照射下での脆化挙動

*三浦 照光1、藤井 克彦1、福谷 耕司1、川久保 政洋2 (1. 原子力安全システム研究所、2. 原子力環境整備促進・資金管理センター)

キーワード:炭素鋼、照射脆化、イオン照射、アトムプローブ分析、オーバーパック

高レベル放射性廃棄物処分容器(オーバーパック)の候補材の一つである炭素鋼について、低温照射での脆化挙動に関する検討を開始した。90°Cで最大1dpaまでFeイオン照射した炭素鋼とFe-0.5Cu合金のミクロ組織をTEMとアトムプローブで調べた結果、炭素鋼の脆化因子として転位ループが確認され、Cu濃度が高い場合にはCuリッチクラスタが形成される可能性が示唆された。