2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[2C01-03] 腐食

2018年9月6日(木) 10:00 〜 10:50 C会場 (B棟 B21)

座長:高橋 克仁(NFD)

10:15 〜 10:30

[2C02] ADSターゲットビーム窓材(SS316L)の液体金属中腐食に及ぼす照射の影響

*大久保 成彰1、藤村 由希1、喜多村 茜1、奥野 泰希1、近藤 啓悦1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:分離変換、加速器駆動システム、316L鋼、イオン照射、液体金属中腐食

加速器駆動未臨界システム(ADS)では、核破砕中性子源及び炉心冷却材として、鉛ビスマス液体金属を用いる。本研究では、ADSターゲット窓候補材の一つであるSS316L鋼に対して、イオン照射後に鉛ビスマス中にて浸漬試験を行い、液体金属中材料腐食に及ぼす照射の影響を評価した。450℃にて20dpaまで鉄イオンを照射したSS316L鋼を、還元雰囲気の鉛ビスマス中、450℃にて約400時間浸漬し、表面の腐食状態を断面SEMにより観察した。EDS分析により、照射部では、未照射部に比べて、鉄、クロム、ニッケルの表面への顕著な流失を示す結果が得られた。当日は詳細について報告する。