2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2I01-06] スクラビング・エアロゾル挙動

2018年9月6日(木) 09:30 〜 11:05 I会場 (B棟 B33)

座長:唐澤 英年(エネ総研)

09:45 〜 10:00

[2I02] プールスクラビングにおける気相噴流中のエアロゾル移行挙動

*菊池 航1、藤原 広太1、中村 優樹1、齋藤 慎平1、湯淺 朋久1、金子 暁子1、阿部 豊1 (1. 筑波大学)

キーワード:プールスクラビング、除染係数、エアロゾル、可視化計測、ワイヤメッシュセンサ

原子力発電所の事故進展解析において,プールスクラビングによる除染係数(DF)の評価が重要であり流動モデルや除染モデルの妥当性確認が重要となる.現状のスクラビングに関する研究においてはエアロゾルを含む気液二相流動に関する一般性のある実験データが不足し,モデルの評価や高度化を行うための裏付けが不十分な状態にある.本研究では二相流の流動構造に対するエアロゾルの影響や,噴流中おける粒子の液中への移行挙動を解明することを目的とする.本報では,プール部にノズルから可溶性,不溶性のエアロゾルをそれぞれ含む非凝縮性ガスを噴出し,ノズル出口付近から水面に至るまで各高さでの流動構造をワイヤメッシュセンサを用いてボイド率計測と気相速度計測を行った.それらの結果から,エアロゾルの有無,性質によって流動に与える影響を考察する.また実験から算出したDFと解析モデルで算出されたDFと比較し評価する.