[3B01-03] 中性子測定

[3B02] 固体減速材における温度依存熱中性子スペクトル測定のための予備実験

*李 在洪¹、佐野 忠史¹、堀 順一¹、木村 礼²、佐古 貴行²、山田 昂²、西山 潤³ (1. 京都大学 複合原子力科学研究所、2. 東芝エネルギーシステムズ、3. 東京工業大学 科学技術創生研究院 先導原子力研究所)

キーワード：固体減速材、温度依存熱中性子スペクトル、ポリエチレン板、熱中性子スペクトル

宇宙用原子炉の設計開発において、固体減速材中の温度依存熱中性子スペクトルを正確に予測することは重要である。本研究では、温度制御された固体減速材からの熱中性子スペクトルをTOF法で測定する計画をしている。今回は、予備実験として高速中性子をポリエチレン板に入射させたときの透過中性子を測定した。その結果、透過中性子スペクトル中にポリエチレン板で生成されたと考えられる熱中性子ピークを観測できたので、透過中性子測定によって固体減速材における温度依存熱中性子スペクトルを測定できる見通しを得た。