2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-1 原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造

[3O08-12] 軽水炉および使用済燃料輸送キャスクの安全性向上と評価

2018年9月7日(金) 14:45 〜 16:05 O会場 (D棟 D25)

座長:内藤 晋(東芝)

15:30 〜 15:45

[3O11] 環状放熱フィン付輸送容器の熱流動解析モデルの検討

*伊藤 達哉1、溝渕 博紀1、本田 茂男1、菊池 晴晃1、南 達也2 (1. (株)オー・シー・エル、2. 原燃輸送(株))

キーワード:キャスク、熱流動解析、フィン、自然対流

使用済燃料輸送容器には、輸送時の水平姿勢において自然対流による放熱量が多くなるように、外筒表面に環状にフィンが取り付けられているものがある。使用済燃料輸送容器は、取扱時に一時的に縦置姿勢となるが、環状のフィンは周囲空気の流れを阻害する向きになることから、外筒表面からの放熱量が輸送時に対して変化すると考えられている。

輸送容器の設計ごとにフィン高さやフィンピッチが異なることから、除熱性能評価には解析的なアプローチが合理的である。
本論文は、フィン形状の異なる輸送容器の取扱時除熱性能を将来的に解析評価するための前段階として、縦置き姿勢の輸送容器の一部を模擬した試験体に対して温度測定した結果とFLUENTコードを用いて熱流動解析した結果を比較しFLUENTコードにおける適切なモデル化について検討したものである。