2018年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1E08-13] 線量測定3

2018年3月26日(月) 14:45 〜 16:20 E会場 (R1棟 R1-311)

座長:後藤 淳 (新潟大)

15:15 〜 15:30

[1E10] エネルギー分析型甲状腺放射性ヨウ素モニタの開発

(3)頸部ファントム及び定量法の開発

*吉富 寛1、西野 翔1、高橋 聖1、谷村 嘉彦1 (1. 原子力機構)

キーワード:甲状腺、放射性ヨウ素、内部被ばく、数値ファントム

開発する甲状腺モニタは、作業者はもとより乳幼児等を含む多数の公衆構成員に対しても使用が想定される。被験者の年齢により首径や甲状腺の大きさ等の体格が異なる被検者に対してため、この体格の違いが本モニタの計数効率に与える影響を評価し、最適な測定条件および校正条件を明らかにする必要がある。そこで、まず詳細な甲状腺及び周囲組織を反映したボクセルファントムとモニタに組み込まれる検出器を用いた数値計算により、十分な検出感度を確保できが大きく、かつ、年齢による体格の違いが検出感度に与える影響がによる不確かさが小さくなるような検出器の配置等の測定条件を評価した。これらの結果を基に、点線源を内蔵した簡易物理ファントムによる本モニタの校正手法を検討したので報告する。