2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-2 原子炉の運転管理と点検保守

[3K01-03] 無線技術の適用と運転管理

2018年3月28日(水) 10:05 〜 10:55 K会場 (U3棟 U3-311)

座長:伏見 篤 (日立)

10:05 〜 10:20

[3K01] 原子力発電所内の無線適用に向けた電波分布制御手法の開発

(III)無線ネットワークの通信品質検証

*代田 孝広1、黒田 英彦1、小田 直敬1、小田中 滋1、長谷川 健1、池田 芳朗1、西川 浩行2 (1. 東芝エネルギーシステムズ、2. 東芝)

キーワード:保守点検、無線通信、電磁ノイズ、通信品質

近年、一般産業において保守点検などに無線通信システムの導入が進む一方、原子力プラントでは無線通信時のセキュリティ及び安全系機器への電磁ノイズ干渉、さらに通信品質の不安定性が課題となって無線技術の導入が進んでいない。
無線通信は電波の反射や回折などで思わぬところまで電波が届いてしまうなど通信範囲の管理が難しいが、センサや端末などで計測したデータを即座に収集して作業工程管理などを行うことで、定期点検の大幅な作業効率向上が見込める。
そこで本研究では、特に電磁ノイズ干渉と通信品質に着目し、電磁ノイズ干渉の影響や情報伝達の確実性を考慮した無線通信ネットワークについて開発している。ここでは、Wi-FiとBluetoothを用いた無線ネットワークにおける通信品質の検証結果を報告する。