2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1C01-07] 廃棄体

2019年9月11日(水) 10:00 〜 11:55 C会場 (共通教育棟 1F C13)

座長:若杉 圭一郎(東海大)

11:30 〜 11:45

[1C07] 高レベル放射性廃棄物処分場の閉鎖後長期安全評価に及ぼすMA分離変換技術の影響

*小嶋 拓実1、川崎 大介1、柳原 敏1 (1. 福井大学)

キーワード:高レベル放射性廃棄物処分、マイナーアクチノイド、分離変換、閉鎖後長期安全評価

分離変換技術の導入により長寿命マイナーアクチノイド(MA)のインベントリが削減され、高レベル放射性廃棄物処分の負担が軽減できることが期待される。しかし、第2次取りまとめ(JNC-TN1400 99-022)のレファレンスケースでは、分離変換技術によりMAのインベントリが削減されても最大被ばく線量率への影響はなかった。本研究では、多様なサイト環境条件において基本・変動シナリオを対象に処分場閉鎖後長期の安全評価解析を行い、MA分離変換技術による被ばく線量率への影響を整理した。岩種や動水勾配の異なる複数の母岩を対象に、従来の再処理で発生するガラス固化体中の核種インベントリと分離変換技術導入時の核種インベントリを用いて安全評価解析を行い、最大被ばく線量率を比較した。