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[1D13] 福島における放射性物質分布調査
(9)福島第一原発事故後6年間にわたる森林内での周辺線量当量率の経時変化解析
キーワード:森林、環境、周辺線量当量率、放射性セシウム、134Cs、137Cs、福島第一事原発故後、PHITS、モンテカルロ、シミュレーション
2011年から2017年までの福島県の森林内における周辺線量当量率(Ḣ*(10))の計時変化を解析した。PHITSを用いて、森林内での134Csと137Csの分布の経時変化がḢ*(10)に与える影響を計算した。常緑針葉樹の樹冠から林床への放射性セシウムの移行は、事故後の早い時期には、134Csと137Csの放射崩壊率によって予想されるよりも1 m高さのḢ*(10)の減少を遅くするようであった。