2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-1 基礎物性

[1E01-03] Si化合物物性

2019年9月11日(水) 10:00 〜 10:50 E会場 (共通教育棟 2F A23)

座長:大石 佑治(阪大)

10:15 〜 10:30

[1E02] カルシウムシリケート保温材と水酸化セシウムとの熱化学的研究

*リザール ムハンマド1、中島 邦久1、逢坂 正彦1、斉藤 拓巳2、Nejdet Erkan2、岡本 孝司2 (1. JAEA、2. 東大)

キーワード:セシウム、カルシウムシリケート、保温材、熱化学

水蒸気や水素雰囲気下でのカルシウムシリケート保温材と水酸化セシウムとの化学的な相互作用の有無を調べるため、熱重量測定とX線回折測定を行った。この化学的相互作用が、福島第一原子力発電所2号機におけるペデスタル周辺部での高線量の原因の一つになっているのではないかと考えている。試験の結果、雰囲気に関わらず575-730°Cの温度範囲において、何らかの化学的相互作用を起こすことが示唆された。