2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[1I03-07] 分析化学の高度化

2019年9月11日(水) 10:35 〜 12:00 I会場 (共通教育棟 2F D21)

座長:塚田 毅志(電中研)

10:50 〜 11:05

[1I04] トリプル四重極誘導結合プラズマ質量分析法におけるBaマスバイアス係数の測定

*芝原 裕規1、結城 真美1、大石 有希子1、竹内 康隆1 (1. アトックス)

キーワード:トリプル四重極ICP-MS、バリウム、質量差別効果、マスバイアス係数

トリプル四重極誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-QQQ)を用いる同位体比測定において、同一元素であっても同位体ごとに検出効率が異なるいわゆる質量差別効果があり、厳密な同位体比の決定にはこの効果を補正する必要がある。質量差別効果の指標であるマスバイアス係数を実測するには、同位体比が既知である複数の同位体から成る標準物質が用いられるが、Cs-134、-135、-137の存在比が既知の標準物質は存在しないため、マスバイアス係数を実測することはできない。そこで本研究では、Cs-134~Cs-137と同様な質量範囲の同位体から成る天然組成のBa(Ba-130~Ba-138)を測定対象として、質量差別効果を評価することとした。その結果、ICP-QQQによるBaの同位体比測定における質量差別効果は、用いるCRCガスの種類及び測定パラメータに依存する事が判明し、CRCガスとしてHeを用いた場合、Ba-130~Ba-138の質量範囲のマスバイアスは1質量あたり+1~+4%(n=10)であった。