2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1J05-08] 手法検討開発2

2019年9月11日(水) 11:00 〜 12:00 J会場 (共通教育棟 2F D22)

座長:山根 祐一(JAEA)

11:30 〜 11:45

[1J07] CMFD加速法における拡散係数、補正項と収束性の関係

*大島 吉貴1、遠藤 知弘1、山本 章夫1 (1. 名古屋大学)

キーワード:CMFD加速法、拡散係数、補正項、収束性、MOC

輸送計算で求めた中性子流と有限差分拡散計算による中性子流が一致しないため、CMFD加速法では有限差分式に補正項を加え、輸送計算の中性子流を再現する。しかしメッシュの光学距離が大きいとき、通常の拡散係数を用いるとCMFD加速計算が収束しないことが確認されている。先行研究では有限差分式に用いる拡散係数を補正することでCMFD加速計算の収束安定性向上が確認されてきたが、有限差分式の補正項の大きさと収束安定性の関係については検証されてこなかった。そこで本研究では拡散係数を補正した際の有限差分式の補正因子の大きさを確認し、補正因子と収束性との関係性を検証した。