2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-3 ビーム利用・ターゲット

[1M13-15] 中性子利用

2019年9月11日(水) 16:20 〜 17:10 M会場 (共通教育棟 3F A31)

座長:岡本 一将(阪大)

16:50 〜 17:05

[1M15] J-PARC MLF BL06 VIN ROSE の MIEZE スピンエコー分光器の現状

*小田 達郎1、日野 正裕1、遠藤 仁2、船間 史晃3、川端 祐司1 (1. 京大複合研、2. KEK物構研、3. 京大院工)

キーワード:中性子スピンエコー分光法、MIEZE、準弾性中性子散乱、パルス中性子、J-PARC

中性子スピンエコー法は,中性子のスピンの情報を用いて物性試料のスローダイナミクスを観測することができる高分解能中性子散乱分光法である.J-PARC MLF の中性子ビームラインの一つ BL06 "VIN ROSE" には 2 種類の共鳴型スピンエコー分光器が建設された.そのうち Modulation of intensity with zero effort (MIEZE) と呼ばれる型の分光器には,従来困難だった高磁場などの試料環境にも対応できるという特長があり,磁性物質のスピンダイナミクス研究が進められている.BL06 における共鳴スピンエコー分光器の状況と今後の展開について発表する.