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[2C01] 制御棒の一貫解体実験による拡散防止効果と収納効率検証
使用済み制御棒の減容処理に伴うB4C粉体の拡散防止技術の開発(2)
キーワード：減容、使用済み制御棒、B4C、水中プラズマ溶断
使用済み制御棒の減容に伴う環境と廃炉コスト両立を図る解体技術開発を目的に，実機制御棒(未使用品)を用い，リミッタ部の解体から始まり，長尺ブレードへの解体を経て，最後は水中でB4C粉体拡散防止切断技術による短冊片へ解体する一貫減容実験を実施した．その結果，制御棒(長さ4m)はリミッタ部1個と短冊片(長さ1m, 幅130mm，厚さ8mm)16枚へ解体できることを確認した．短冊片に切断した際の水中に拡散するB4C粉体は制御棒内在B4C粉体総量6900gに比べ4.5gと僅か(0.07%)であり，拡散防止切断技術の効果を確認した．短冊片の形状は切断時の熱影響による反り，変形は小さく，収納容器(1.6mm角)には50体分を収納できる見通しを得た．本実験を通し，環境影響が小さいB4C粉体の水中拡散防止効果と低コスト化につながる高い収納効率を実証した．