2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2C04-07] 解析、シナリオ評価、システム開発2

2019年9月12日(木) 10:50 〜 12:00 C会場 (共通教育棟 1F C13)

座長:峰原 英介(LDD)

11:20 〜 11:35

[2C06] 廃止措置工事の原子炉領域解体撤去に係る遅延リスクの検討

*杉本 涼太1、川崎 大介1、柳原 敏1 (1. 福井大学)

キーワード:廃止措置、人工数、工程遅延、炉心部機器、不確実性

廃止措置工事を計画通りに遂行するためには、必要な作業期間を、不確実性および遅延リスクともに評価することが重要である。これまでにJPDRの解体実績を統計的に分析し、廃止措置工事による解体作業に要する人工数と作業期間の分布を見積もるモデルを作成した。本研究ではJPDRの解体実績に基づくモデルには含まれない事故、災害などの外的要因による遅延リスクを検討した。まず、原子炉領域の解体撤去作業における遅延リスクの要因を抽出した。続いて、それぞれの要因が作業期間に与える影響および発生頻度を設定した。これらを用いて外的要因による遅延リスクを考慮した作業全体の期間見積もりを行なった。