2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[2C19-21] 放射能濃度測定・評価手法

2019年9月12日(木) 17:40 〜 18:30 C会場 (共通教育棟 1F C13)

座長:砂川 武義(福井工大)

17:40 〜 17:55

[2C19] クリアランス検認における放射能濃度測定の合理化

放射能濃度の不均一性に着目した評価単位と測定単位の検討

*遠藤 美奈子1、川崎 大介1、柳原 敏1 (1. 福井大)

キーワード:クリアランス検認、濃度測定、測定単位、評価単位、不均一性

原子力施設の廃止措置に伴って発生するクリアランス対象物の再利用・再使用を進めるためには、合理的なクリアランス検認手法を確立することが求められる。検認を効率的に進めるためには、評価単位や測定単位を大きくすることが有効であると考えられるが、放射能濃度のより大きな不均一性を許容することになってしまう。そこで本研究では、クリアランスレベル設定時に用いられた金属とコンクリートの再利用・再使用シナリオの中で対象物中の放射性核種濃度の不均一性の伝播に着目した。そこから、測定単位内での放射能濃度の不均一性や、測定単位毎の放射能濃度のばらつきが、クリアランス対象物の再利用・再使用による被ばく線量に及ぼす影響を明らかにし、評価単位と測定単位の決定方法を検討した。