2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2I15-18] 乾式再処理

2019年9月12日(木) 16:05 〜 17:10 I会場 (共通教育棟 2F D21)

座長:鈴木 英哉(JAEA)

16:50 〜 17:05

[2I18] 柔軟性の高いMA回収・核変換技術の開発

(8)乾式再処理で発生する廃棄物発生量低減方法の検討-1

*飯塚 政利1、村上 毅1、坂村 義治1、野平 俊之2 (1. 電力中央研究所、2. 京都大学)

キーワード:金属燃料高速炉、乾式再処理、MA核変換、廃棄物低減、電解回収、ヨウ素

高速炉燃料サイクルに金属燃料-乾式再処理技術を取り込むことにより、幅広い高速炉導入シナリオやPu需給シナリオに柔軟に対応しつつ、廃棄物有害度低減効果を最大化するMA回収・核変換システムを構築することを目的とし、文部科学省からの受託で2016年度から4か年の計画で金属燃料および炉心開発、乾式再処理技術開発、ならびにMA回収・核変換シナリオとPu/MA収支の検討を実施している。乾式再処理における使用済み塩化物処理では、液体金属中にFP元素を回収し酸化物に転換してガラス中に含有させることによる高レベル廃棄物固化体発生量の抑制、およびヨウ素の分離回収を狙っている。ここでは液体Ga陰極への希土類/アルカリ土類FP元素回収の可能性を調べた結果、アルカリ土類FP回収における電流効率が低いことがわかったため、液体Ga代替陰極材料についても検討した。また、陽極におけるハロゲンの酸化挙動を調べた結果、ヨウ素を選択的に回収できる可能性があることがわかった。