[2L19-23] 水素同位体挙動

[2L21] 低放射化フェライト鋼F82H及び水素同位体透過低減用セラミック被覆中の重水素滞留挙動に対するガンマ線照射効果

*中澤 章太¹、中村 和貴¹、藤田 光²、Hans Maier³、Thomas Schwarz-Selinger³、波多野 雄治⁴、芦川 直子^5,6、居波 渉¹、川田 善正¹、近田 拓未¹ (1. 静岡大、2. 東大、3. マックスプランク研、4. 富山大、5. 核融合研、6. 総研大)

キーワード：トリチウム、滞留、ガンマ線、照射、構造材料

核融合炉ブランケットにおいて、構造材料からのトリチウム透過および構造材料中のトリチウムインベントリの精密な評価と予測は最重要の検討項目である。しかしながら、ブランケット内は高線量の中性子とガンマ線が照射される環境であり、材料中の水素同位体滞留挙動に対する放射線照射効果に関する知見は未だ少ない。そこで本発表では、核融合炉候補材料である低放射化フェライト鋼F82Hおよびトリチウム透過低減用セラミック被覆に対して、重水素曝露後にガンマ線照射を行い、重水素深さ分布を測定することを通して、材料中の水素同位体滞留挙動に対するガンマ線照射効果を調べた。