2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム / 303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学

[3K01-06] センシングとデータ伝送

2019年9月13日(金) 09:30 〜 11:05 K会場 (共通教育棟 2F E21)

座長:五福 明夫(岡山大)

09:45 〜 10:00

[3K02] 原子力発電所内の無線適用に向けた電波分布制御手法の開発

(VIII)無線システムのフィールド試験

*黒田 英彦1、代田 孝広1、池田 芳朗1、長谷川 健1、小田 直敬1、浅野 直樹1 (1. 東芝エネルギーシステムズ株式会社)

キーワード:無線通信、電磁ノイズ干渉、サイバーセキュリティ、モバイル端末、ワイヤレスIoTセンサ

無線機器を原子力プラントで適用する場合には発電設備への電磁ノイズ干渉及び情報漏えいが懸念される。そこで電波の到達範囲を制御し、認証と改ざん検知、暗号化を行うことで高セキュリティかつ電磁ノイズ影響を低減した無線通信技術を開発している。
 現場でモバイル端末及びワイヤレスのIoTセンサを用いて高セキュリティ無線通信を行うため、電波強度を制御でき、通信データの暗号化と改ざん検知、認証を行う通信セキュリティを実装したアクセスポイントで構成される通信システムを試作した。そして実際のフィールドでモバイル端末を用いて通信速度及び電波強度を測定し、点検データや画像、センシングデータ等の各種データを無線伝送できることを確認した。
 本発表では、モバイル端末を用いたフィールド試験について通信時の電磁ノイズ干渉がなく各種データを目標時間内に高セキュリティで無線伝送できることを報告する。