ImPACT藤田プログラム“核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化”は、原子力発電所からの使用済み燃料を再処理した際に発生する高レベル放射性廃棄物の問題へ“新しい選択肢”を提示することを目標として開始し4年半が経ちました。この問題は、原発賛成・反対にかかわらず後世代への負担を軽減するためには避けて通れない問題です。後世代への負担を軽減する“新しい選択肢”として、偶奇分離法と入射ビームエネルギーを制御した粒子加速器を採用することにより効率的な核変換ができる可能性が得られました。展示では、藤田プログラムの研究成果を報告するとともに、出席者との意見交換を通して本研究の意義を幅広く理解していただきます。