[1H08-12] 環境安全評価1

[1H10] 原子力事故環境データを用いた大気拡散モデルの性能評価

(3)感度解析による沈着過程再現性の検討

*森 智之¹、佐藤 陽祐¹、森泉 純¹、山澤 弘実¹ (1. 名古屋大学大学院)

キーワード：福島第一原子力発電所、湿性沈着、感度解析

福島第一原子力発電所事故を対象とした移流拡散計算を行い、Cs-137の沈着量再現性評価を行った。その際、弱雨時での湿性沈着が過小評価であり、それに伴って他地点でプルームの放射能濃度が過大評価である可能性が高いことが明らかとなった。これを受け、計算モデル内で湿性沈着の発生を決定する閾値で感度解析を実施し、プルーム通過地点のSPM観測網から得られた大気濃度の観測データ(Oura et al.2015)との比較検討を行った。