2019年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 403-1 リスク評価技術とリスク活用

[1L08-13] 各種PRA手法

2019年3月20日(水) 14:45 〜 16:25 L会場 (共通教育棟2号館 3F 36番)

座長:張 承賢(東大)

15:45 〜 16:00

[1L12] 日本における試験研究炉でのグレーデッドアプローチの実施について

(その1)これまでの取組の概要と展望

*青山 伸1 (1. (株)千代田テクノル)

キーワード:試験研究炉、安全規制、グレーデッドアプローチ

原子力施設のリスクに応じた安全管理を実現するグレーデッドアプローチは、施設の安全確保を適切に実現するのみならず規制当局の資源投入を適切化するうえでも重要な取組である。しかしながら我が国では、特に試験研究炉については、その多様性からグレーデッドアプローチの取組方針を文書化し、実施することが困難であった。新規制基準への対応の審査を通じ得られた事柄をもとに、徐々にではあるが実践上の考え方が整理され、それらの考え方の適用にも成果が現れてきている。ここでは、このグレーデッドアプローチへの取組を体系化し、加速するために求められる事柄と条件を、IAEAや米国をはじめ先導している国々における活動を参考にして分析する。本報告では、直接・間接に示されてきたこれまでの取組を概括し、今後の展望を示す。