2019年春の年会

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[1N01-06] 次世代に引き継ぐ原子力システム

2019年3月20日(水) 10:15 〜 11:55 N会場 (共通教育棟2号館 4F 42番)

座長:澤田 哲生(東工大)

11:00 〜 11:15

[1N04] 核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化

(1-1) 全体概要と新たな選択肢の提案

*藤田 玲子1、金子 昌章2、下浦 亨3、仁井田 浩二 4、櫻井 博儀5、西原 健司6 (1. 科学技術振興機構、2. 東芝エネルギーシステムズ株式会社、3. 東京大学、4. 高度情報科学技術研究機構、5. 理化学研究所、6. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:核変換、放射性廃棄物、低減、資源化

高レベル放射性廃棄物には半減期の長い核種としてマイナーアクチニド(MA)と長半減期核分裂生成物(LLFP)が含まれています。LLFPを同位体分離せずに加速器により安定核種もしくは短半減期核種に核変換する新しいプロセスを提案し、成立性を試験により確認しました。LLFPのうち、核変換された核種のうち、レアメタルと呼ばれる元素はリサイクルし、資源化することができます。高レベル放射性廃棄物を低減するためにはLLFPだけではなく、MAも核変換する必要があります。本プログラムでは、MAの核変換には金属燃料高速炉を採用することにより、加速器によるLLFPの核変換と組み合わせて、経済性にある分離核変換するプロセスを実現することができます。