[2E01-05] 核種生成断面積、弾き出し断面積、PHITS

[2E05] 1粒子波動関数に基づく運動量分布を利用したPHITSにおける核内カスケードモデルの改良

*橋本 慎太郎¹、佐藤 達彦¹ (1. 原子力機構)

キーワード：PHITS、粒子輸送計算コード、核内カスケードモデル、ノックアウト反応

PHITSに組み込まれた汎用の核内カスケードモデルINCLは、数10MeVから数GeVのエネルギー範囲における核子入射反応を精度良く再現する。しかし、陽子を入射させた際の核子ノックアウト反応を過大評価する傾向があり、これが標的表面の核子の運動量分布に起因しているという指摘がある。本発表では、表面核子の運動量分布を1粒子波動関数を基にして改良し、核子ノックアウト反応に与える影響を報告する。