2019年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2H05-08] 環境放射能2

2019年3月21日(木) 10:55 〜 12:00 H会場 (共通教育棟2号館 2F 27番)

座長:谷村 嘉彦(JAEA)

11:40 〜 11:55

[2H08] 福島第一原発に近い旧避難指示地域での住家内残留セシウム

*吉田 浩子1、篠原 直秀2 (1. 東北大学大学院、2. 産総研)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、屋内汚染、放射性セシウム、旧避難指示区域

福島第一原発事故によって放出された放射性物質(放射性セシウム)は屋内に入りこみ残存している。住家内汚染は乾性沈着により生じ、これらの汚染は遊離性であるため人の活動により舞い上がり、日常的に摂取することで経気道及び経口の内部被ばくを生じる可能性があり、実態を把握する必要がある。

本発表では、福島第一原発に近い地域(浪江町及び富岡町)における避難指示が解除された地域の住家(すでに住人が帰還している住家を含む)に残留している汚染の実態について報告する。ハウスクリーニングを行った住家においても、完全には除去されず屋内にとどまっている放射性セシウムのあることがわかった。