2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2I15-17] 事故時熱流動

2019年3月21日(木) 16:00 〜 16:45 I会場 (共通教育棟2号館 3F 30番)

座長:柴本 泰照(JAEA)

16:15 〜 16:30

[2I16] 超高温ガス炉減圧事故時の空気浸入挙動の研究

(4)水平二重配管が破断した場合の空気浸入挙動

*武田 哲明1、齋藤 直樹1 (1. 山梨大学)

キーワード:高温ガス炉、自然循環流、分子拡散

電力水素併産型高温ガス炉システムGTHTR300Cの一次冷却系主配管が破断した場合,対向置換流によって炉内に空気が浸入する.そこでGTHTR300Cの流路を模擬した実験装置を用いて空気の浸入過程を調べた.水平二重管の外管部の気体の流速の推移から,一次冷却系主配管が破断し空気が炉内に浸入した後,空気とヘリウムガスの安定な密度成層が形成されるが,一定時間経過後に炉内を一巡する自然循環流が発生する可能性があることが分かった.