2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2I18-22] 熱流動数値解析

2019年3月21日(木) 16:45 〜 18:00 I会場 (共通教育棟2号館 3F 30番)

座長:伊藤 啓(京大)

17:45 〜 18:00

[2I22] 垂直管内のガイゼリング現象に関する実験及び数値解析による予測

*箱崎 裕太朗1、松村 邦仁1 (1. 茨城大学大学院)

キーワード:二相流、ガイゼリング

自然循環型BWRは再循環ポンプを削除することで、配管破断による冷却損失事故の発生確率を低減できるメリットがあるが、起動時の低加熱量、低圧力の条件下ではガイゼリング現象を含む不安定な流動現象が生じる可能性がある。ガイゼリング現象は急激な圧力変動を起こし装置の破損の原因となる可能性がある。そのためガイゼリング現象の発生機構の解明及び発生の予測は必要である。本研究では、ガイゼリング現象の発生機構を実験的に解明すると共に数値シミュレーションを行うことで装置内の温度及び圧力の変動特性について調べることを目的とした。実験は上端が解放された垂直管及び下部沸騰容器により構成された実験装置を用い、沸騰容器下端に設置されたシースヒータで装置内の液体を加熱した。さらに、Landaによる間欠泉の噴出サイクルの理論モデルを基にした数値シミュレーションを行うことでガイゼリング現象がどのようなパラメータに依存するのかを調べた。