2019年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[2O13-17] トリチウム挙動

2019年3月21日(木) 15:50 〜 17:10 O会場 (共通教育棟2号館 4F 46番)

座長:片山 一成(九大)

16:05 〜 16:20

[2O14] 低エネルギー水素原子のプラズマ対向壁表面における反射挙動の研究

*中野 晋太郎1、高木 郁二1、中川 雄貴1 (1. 京都大学)

キーワード:核融合炉材料、水素原子、反射挙動、RF放電管

プラズマ対向壁周辺のトリチウムインベントリの予測のため、水素原子に覆われた材料表面における低エネルギー水素原子の反射挙動を調べることを目的とする。
RF放電管で低エネルギー水素原子を生成し、ガラス製の放電管ノズルから噴出する原子の径方向分布をPd薄膜を用いた透過プローブによって測定した。この実験体系を模擬し、鏡面反射を仮定したシミュレーションと比較することによって粒子反射係数を定量的に評価した結果、水素原子に覆われたガラス表面の粒子反射係数は0.93と推定された。
また鏡面反射を仮定する妥当性を評価するため、水素原子の反射角度分布を測定した。その結果、水素原子に覆われたガラス表面で鏡面反射していることが分かった。