2019年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3J05-08] 解析手法開発(共鳴)

2019年3月22日(金) 10:50 〜 11:55 J会場 (共通教育棟2号館 3F 32番)

座長:藤田 達也(規制庁)

11:05 〜 11:20

[3J06] 核データ積分テスト計算への実効部分空間法の適用②

*今里 大智1、千葉 豪1 (1. 北海道大学)

キーワード:核データ,積分テスト,有効部分空間,特異値分解

理論上、核データの数だけ独立な積分データを得られれば、核データは検証可能であるが、一般的に核データに対して積分データの数は少ない。しかし、核データによっては積分データから検証可能なものが存在する可能性がある。従って、積分データの独立性、また複数の積分データで核データをどの程度検証可能か定量化できることが望ましい。本研究ではU235から構成される仮想の原子炉を考え、中性子実効増倍率の核データに対する感度係数を積分データとした。積分データの独立性は、積分データ群から構成される有効部分空間に積分データ自身を直交射影したノルム成分により定量化した。核データの検証可能性についても、個々の核データを有効部分空間に直交射影したノルム成分により定量化した。