[3O01-05] 核融合中性子源

[3O02] 核融合中性子源(A-FNS)試験モジュールの概念検討

(2)安全/遠隔保守システム設計

*中村 誠¹、佐藤 聡¹、朴 昶虎¹、権 セロム¹、太田 雅之¹、近藤 浩夫¹、落合 謙太郎¹、春日井 敦¹ (1. 量研)

キーワード：核融合中性子源、A-FNS、安全性、遠隔保守、システム設計、放射線防護

核融合中性子源(A-FNS)では多量の放射線と放射性物質が発生するため、作業者と公衆の放射線防護に関する安全設計が重要である。そこで、A-FNSの安全システム、および放射線防護に資する遠隔保守システムの概念設計を行っている。本研究ではA-FNS概念設計において最上流の設計要件となる安全要求事項を構築した。講演では、試験モジュールと試験セルに関する安全目標及びゾーニングについて発表する。さらに遠隔保守システム概念検討に関して発表する。試験モジュールの遠隔保守システムとして、新遠隔保守方式「遮蔽プラグ一体型・水平引抜き方式」を考案した。本方式を用いることにより、高放射線環境下にある狭隘な試験セル内での切断・接続の回避、遠隔保守性の向上、試験モジュール設計自由度の向上が図れる。本方式の概要と工学設計活動で解決すべき技術課題について発表する。併せて、試験セル内に設置される液体リチウムターゲットアセンブリの遠隔保守概念に関して発表する。