2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 501-2 核燃料とその照射挙動

[1E01-07] 事故耐性燃料

2020年9月16日(水) 10:00 〜 12:00 E会場 (Zoomルーム5)

座長:垣内 一雄(JAEA)

10:30 〜 10:45

[1E03] 早期実用化に向けたPWR向け事故耐性燃料被覆管(コーティング被覆管)の開発 (1) 開発コンセプトと基礎的性能確認結果

*村上 望1、尾上 昌晃1、田中 健太郎1、渡部 清一2、佐藤 大樹2、岡田 裕史2 (1. MHI、2. 三菱原子燃料)

キーワード:軽水炉、事故耐性、燃料被覆管、コーティング被覆管、耐食性

原子力の安全性向上に向け、再稼働が進むPWRへの早期の適用を目標とした事故耐性燃料被覆管(コーティング被覆管)の開発を開始した。
本稿では、開発コンセプトと工程、Crコーティング被覆管サンプルの試作状況、及び、試作被覆管サンプルを用いたLOCAクエンチ特性試験等の基礎的な性能確認結果を報告する。性能確認の結果、コーティング層の形成により通常運転時を模擬した条件での耐⾷性や耐摩耗性及び事故耐性(LOCAクエンチ耐性)の向上を示唆するデータが得られ、有望な技術であることを確認した。