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[2F04] 福島第一原子力発電所での放射性核種の短/長期挙動の評価
7. CAMSデータからの逆解析によるS/C水中のセシウム量の評価
キーワード:福島第一原子力発電所、シビアアクシデント、セシウム、CAMS、線量率
S/C およびD/W 主要部位に存在する主要核種からCAMS位置での線量率を求めるための線量率変換係数を求めた。この変換係数を用いた逆解析により、福島第一発電所各号機のS/C水中の137Cs量を求めた。この解析により、以下の点が明らかにされた。 1号機ではS/Cへの137Csの移行率が3号機の5倍強と大である。 1号機では事故後S/C気相部壁面への移行が顕著で、長時間かけて水相に移行するが、3号機では気相部への移行は観測されない。 上記①については、Csの化学形態の差異によるものと推定するが、②の気相への移行率の差異についてはまだ原因は同定できていない。