2020年秋の大会

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一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-5 医療用原子炉・加速器

[2L09-12] 医療用RI・加速器

2020年9月17日(木) 15:30 〜 16:40 L会場 (Zoomルーム12)

座長:豊川 弘之(産総研)

16:15 〜 16:30

[2L12] ホウ素中性子捕捉療法のための電子加速器中性子源と陽子加速器中性子源のコンポーネントと放射線特性の比較

*妹島 誠彦1、平賀 富士夫2 (1. 北海道大学大学院工学院、2. 北海道大学工学研究院)

キーワード:ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)、加速器中性子源、光中性子、9Be (p, n)反応の中性子

30MeVの陽子による9Be (p, n)反応に基づく加速器中性子源と42.5MeVの電子の制動放射と光核反応に基づく加速器中性子源をモンテカルロシミュレーションにより設計した。中性子ビームの高速中性子混入率が6×10-13 Gy cm2の上限を超えないように、中性子源のフィルターと減速材の厚さを変化させて調べた。陽子加速器中性子源と電子加速器中性子源はそれぞれ22.1kWと27.0kWのビームパワーの運転により、BNCTに十分な2×109cm-2s-1の熱外中性子束を生成する。シミュレーションの結果、陽子加速器中性子源のフィルターと減速材の厚さは、電子加速器中性子源に比べ25cm厚くなった。