2020年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[1F09-13] 環境放射能・線量評価

2020年3月16日(月) 15:35 〜 17:00 F会場 (共通講義棟 M棟1F M-2)

座長:永井 晴康(JAEA)

15:50 〜 16:05

[1F10] 山林土壌における放射性セシウム局所水平分布の検討

*小川 浩1、三浦 克恵2、井出 功一2、小高 応理2、川本 徹1、上村 竜一2 (1. 産総研、2. 東京パワーテクノロジー)

キーワード:放射性セシウム、水平分布、土壌、森林

福島県の面積の約7割を占める山林では除染作業が行われておらず、原発事故後9年が経過した現在も未だに線量が高い状態にある。発表者らは前回の大会において、複数のガンマ線センサーを1次元配置した放射性セシウム簡易深度分布計を福島県の山林土壌に適用した結果について報告した。その際に山林土壌測定に特有の問題点、特に水平方向への局所的な放射性セシウム濃度変動について指摘した。そこで今回は山林土壌中放射性セシウムの水平不均一分布を定量する目的で、地表面上にガンマ線センサーを2次元配置し、最大エントロピ ー法により濃度水平分布に逆変換した結果について報告する。